衛生管理の知識

カンピロバクターによる食中毒

食肉などを介して感染し、時に神経障害の後遺症を残すことがあります。
英語ではCampylobacter jejuniと記載するため、カンピロバクターのことをキャンピロバクターと記載している場合があります。

症状

  • 食後2~7日
  • 下痢、血便、発熱、おう吐、腹痛、筋肉痛
  • 数週間後に、手足や顔面の麻痺などを起こすことがある(ギランバレー症候群)

原因

  • 加熱不足の肉(特に牛肉、鶏肉)や、生の牛レバー
  • 殺菌されてない井戸水や湧き水(動物のフンに汚染されている可能性があるため)
  • ペット

予防

  • 生鮮食品は新鮮なものを購入し、冷蔵庫に入れて保存し、早めに食べる
  • 肉を触ったら、よく手を洗う
  • 包丁やまな板を使うときは、他の食品を調理した後に生の肉を切る
  • 生の肉を調理するための専用の包丁とまな板を用意し、他の食品ではこれらを利用しない
  • 中心まで十分に加熱する
  • 調理器具を消毒する
  • 殺菌されてない井戸水や湧き水などは飲まない
  • ペットと遊んだ後は手を洗う

治療

抗生剤で治療をします。