衛生管理の知識

2023年改訂版労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストのExcel

2023年4月に労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストが改訂されました。当社が作成したExcelファイルを無料で提供しておりますのでご利用ください。

20年ぶりの改訂

20年前に作られた労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストが最近まで利用されていました。2023年4月に労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストが改訂されましたが、多くの企業では未だに古いチェックリストが利用されています。

最新版では食欲や睡眠に関する最新の知見を踏まえた設問の見直し、メンタルヘルス、インターバル勤務、テレワークといった現代の働き方を考慮した記載の修正など、多様な観点に立ち、労働者が自ら疲労のチェックをできるものになりました。最新版を利用することでより健康管理を行いやすくなります。

労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストの利用場面

厚労省は労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストを過重労働による健康障害を防止することを目的として策定しました。多くの企業は長時間労働の産業医面談前にこのチェックリストが利用しています(法定外労働時間が80時間超で本人が希望した場合の産業医面談は義務です。50名未満の事業場でも実施する必要があります。労基署の指導が非常に多く、当社では長時間労働の面談のスポット対応を行っております)。

このチェックリストは数分で回答でき、体調や働き方について評価することができるため、長時間労働者に対する産業医面談に限らず、各種産業医面談の前に利用したり、労働者のセルフケア目的、人事面談前の体調などの把握目的で利用することもできます。

衛生委員会でどの場面でこのチェックリストを利用するかについて審議してください(衛生委員会の議事録に「別紙のチェックリストを産業医面談前に利用することを審議し、利用することを確認した。」と書き、議事録にこのExcelファイルを残せばOKです)。当然ですが、日頃の勤怠管理もきちんと行ってください。

最新版のExcelファイルをご利用ください。

厚労省のWEBには2023年改訂版労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストWordファイルが無料で提供されています。このWordファイルは集計機能が使えず、チェックボックスが押せず、空白部分が多く、3ページに渡るため産業保健の現場では使い難いです。当社でExcelファイルを作成しましたので、ご自由にご利用ください。ダウンロードはここからできます

産業医を探している、産業医面談や健康診断を確認して欲しいなどがございましたら当社へご依頼ください。




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